変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

一日一冊ペースで

今年になって読んだ本の感想です。


井上理津子「最後の色街飛田」 筑摩書房
吉原・玉の井・中村と旧遊郭についての詳細な記録をまとめた本は読んだことがあるのですが、
ある意味現役の飛田をここまで体当たりで調べてあるのは凄げぇの一言。
文章が感情入りすぎて少々ウザイものの、地元のヤクザに取材したり警察に「飛田で売春行為が行われているけど取り締まらないの」と質問してみたり…、脱帽ものの無鉄砲です。
ところで、上記の質問に対しての警察の回答は白々しいにもほどがあります。黄金町のちょんの間はあっさりと撲滅したくせによう。


清水正二郎「エロスの航海 ある船医の漁色メモ」 光書房
これは当ブログで過去に紹介したことのある「漁色の海図 ある船医の女体探求」の続編です。
前作は東南アジア、今回は中東を中心にして、船医の主人公が寄港地で体験する不思議な女性体験を綴ったもので、相変わらずマユツバものですね。
章ごとのヌード写真もやはりシュトラッツの著作からの転用。
イスラエルのお話はサイモン・ウィーゼンタール・センターが飛んできそうなくらいユダヤ人を虚仮にしまくった内容でした。


原三正「お歯黒の研究」 人間の科学社
文字通りお歯黒の歴史についての詳細な研究本です。
まずアジア全域の身体装飾の歴史から入っていくので、お歯黒という奇習の概要が知識の無い者にも分かりやすく読めました。
ただ惜しいことにこの本は誤植が山のようにありました。
申し訳程度に正誤表がはさまってあったのですが、その10倍以上はあったと思われます。
誤植をいちいち手書きで訂正したこの本の元のオーナーさんご苦労さま。


アサウラ「ベン・トー8 超大盛スタミナ弁当クリスマス特別版1250円」 スーパーダッシュ文庫
今回のセガネタは先鋭化しすぎだな…
白粉大先生の出番が少なめだったのも個人的には不満。
全体的にはクリスマスらしい良いお話でありました。


アラン・ダンデス「鳥屋(とや)の梯子と人生はそも短くて糞まみれ ドイツ民衆文化再考」 平凡社
ドイツ人がどれだけ糞尿ネタを愛好しているかということを、様々な文献や著名人の言動を例に取り、これでもかこれでもかと力説した本です。
本書はアメリカのとある学会での講演を下敷きにしているそうですが、その時一部ドイツ系の聴衆は激昂しまくりだったとか。さもありなん。


田中恒夫「図説 朝鮮戦争」 河出書房新社
朝鮮戦争の本は何冊か読んだことがありますが、戦争に至る経緯や作戦の進展などは本書が一番分かりやすい内容となっていました。
それにしても彼の国はいつまでもつのかねえ。ぽっちゃりさんな三代目に支えきれるのかしらん。


筑波昭「津山三十人殺し 日本犯罪史上空前の惨劇」 新潮文庫
おお怖い、なんという怖い本か。
私は寝床でこの本を読んだ後眠れなくなってしまいました。いやマジで。
本書は二部構成になっており、一部は事件の概要、二部は犯人都井睦雄の22年の生涯を一年一章で綴っております。
当然最終章は事件が発生するわけですが、筒井康隆の小説かと突っ込みを入れたくなるほどの大暴れぶりです。
でもこれはまぎれもなく現実に起きた事件なんですよね…


積読はあと46冊。

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Author:hentaisinsi
登場人物

変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

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