変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

家は焼け畑はコルホーズ、 君はシベリア送りだろう(不謹慎)

今週ずっと読んでた本。
よくもまあ生還できたもの
前野茂「ソ連獄窓十一年 一~四」 講談社学術文庫
体調の悪い時にこのようなヘビーな本を読むと意外にしっくりとくるものでございます。

著者は満州国にて司法と文部の次官を勤めあげた経歴の持ち主です。満州国で次官といえば実質大臣と等しい権限があります。
そして終戦後ソ連に逮捕され、モスクワに送られ禁固25年の判決を受け、モスクワ近郊のウラジミール監獄で長い監禁生活を送ります。
そしてなんとか罪を減ぜられ、日本へと帰国するまでの体験記です。

今までシベリア抑留の体験記は何度か読んだ事はありますが、戦犯として監禁された人の手記は、それとはまた違った辛酸が感じられます。
それにしても思ったのはソ連の社会体制のなんと大らかかつ杜撰なこと。
公には死刑を廃止した代わりに、禁固25年刑の大判振舞。大概の政治犯は皆25年頂戴しています。
著者が大いに苦しめられたのはこの杜撰さですし、なんとか生還できたのもこの杜撰さにあるといえましょう。
シベリア抑留の体験記を読んでみても、配属先や看守によってはあっさり命を落としたり、逆に安穏と生活できたりします。
また、末端の兵士や民間のロシア人が皆日本抑留者に対して同情的でフレンドリーシップなのも読んでいてホッとさせられます。
中共や北朝鮮の政治犯収容所の話などはただひたすら陰惨なだけですから。


こちらの本も併せて読むと面白いですよ。
画文集 シベリア抑留1450日―記憶のフィルムを再現する画文集 シベリア抑留1450日―記憶のフィルムを再現する
(2007/07)
山下 静夫

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イワン・デニーソヴィチの一日 (岩波文庫 赤 635-1)イワン・デニーソヴィチの一日 (岩波文庫 赤 635-1)
(1971/08)
アレクサンドル・ソルジェニーツィン

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今週ずっと読んでた本。前野茂「ソ連獄窓十一年 一~四」 講談社学術文庫体調の悪い時にこのようなヘビーな本を読むと意外にしっくりとくるものでございます。著者は満州国にて司法と文部の次官を勤めあげた経歴の持ち主です。満州国で次官といえば実質大臣と等しい権限...

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登場人物

変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

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