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変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

新鮮な卵をふたつもってきてくれ

今日から読書週間とか。神田で行われている古本市にいってみたいですね。

私も、わざわざこのブログを覗いてくださる御奇特な善男善女の方々の読書ライフの一助になればと思い、本をご紹介したいと思います。

ピエール・ダルモン「性的不能者裁判」 新評論 1990年 です。

性的不能者裁判


キリスト教の社会において、結婚とは神の面前で誓い合う聖なるもの。嫁さんと性格があわないとか、旦那が実は重度のオタだったとか、生半可な理由では離婚は認められません。離婚が成立する数少ない理由の一つに「性的不能」が挙げられます。不能では結婚の主たる目的である子を生すことができないからです(17、8世紀頃のお話ですので悪しからず)。
しかし、それも裁判所で認められなければ離婚は成立しません。かくして「性的不能者裁判」は行われるのです。
裁判には審問などいくつかの段階がありますが、必要とあらば夫婦の性器の診断が行われます。即ち、旦那のモノは使い物になるか、奥さまは未だに処女ではないのか、といった事です。
これだけでも結構大ごとなのですが、診察でも明確な判断が下せない場合、ここからが本書のキモですが、夫婦は裁判官その他の面前でナニをアレせねばなりません(カーテンは引いてもよかったらしいです)。これをコングレ(性交実証)というそうです。
タイトルに使用したセリフは、奥方より離婚訴訟を起こされたランジェ侯爵という貴族が一戦に及ぶ前に発したものです。その後侯爵閣下はさらに、「いっぱつで彼女に男の子を生ませてやるからな」とおおせになり、ベッドへと。…4時間後、時間切れとなり、引きずり出された閣下は「もうだめだ…」とつぶやかれたとか。閣下は、自分を駄目にさせる呪いがかけられていたのだ、とかなんとか異議申し立てをおこないましたが、離婚は成立してしまいました。
その後パリではしばらくの間、「ランジェ侯爵」は不能の代名詞として使われたとか。しかし侯爵閣下、その後再婚して子供を7人ももうけたというから分からないものです。
でもまあ、そうそう人前でできるものではありませんよね。私も20代の頃素人参加の生板ショーを見物したことがありますが、自分にはとても無理だと思ったものです。こう見えても結構繊細なのですよ。ふふふ。

本書は17、8世紀にフランスにおいて行われた不能裁判の事例が多数紹介されております。少々読みづらいですが、面白いですよ。

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hentaisinsi

Author:hentaisinsi
登場人物

変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

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