変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

最近読んだ本のこと

お盆中に読んだ本の簡単な感想です。

「唐代伝奇集 1 2」 東洋文庫
タイトルの通り唐代の不思議なお話を収録しています。
有名どころでは「邯鄲の夢」「田螺の女房」「杜子春」などがあります。
「杜子春」は芥川版と比べると教訓めいたくだりが無く、結末は同じであっても読後の印象がかなり違います。
あの世で母親が責められる様を見させられる場面などは完全に芥川のオリジナルなんですね。漫画「天地を喰らう」にも使われていたし、私も好きな場面なんだけどなあ。
あとは、天界の織姫が人間の若者と恋に落ちる「織女の恋」なども短いながら面白かったです。
若者に「牽牛さんのことはかまわないのですか?」と訊かれると、「年に一度しか顔を合わせられない人のことなんか知らん」とか言って、妙にノリの軽い織姫が良い。

紀田順一郎「東京の下層社会 明治から終戦まで」 新潮社
この手の近代の下層階級生活史を読んで思うことはいつも同じです。
洋の東西を問わず、セーフティーネットの無い資本主義社会はなんと悲惨なことか。
特に19世紀は急速に社会が発展したものですから、そこに取り残された人々は虫ケラ扱いです。
本書で取り上げられていた吉原娼妓の悲惨な生活を綴った手記「光明に芽ぐむ日」が読んでみたくなりました。
しかし、大正時代の本ゆえ日本の古本屋でも検索にかからず。
どうしたものかと思案していると、朝日文庫から出版されていることが判明しました。
吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)
(2010/01/08)
森 光子

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今度買ってみようかな。

筒井康隆「偽文士日碌」 角川書店
筒井康隆さんのブログのまとめ本。
ですから内容は近況報告や自著の宣伝が大半ですが、それだけでも面白く感じられるのはこの方の人生経験の厚みによるものでしょうか。
この年になっても創作意欲があってなおかつ一定の水準を維持しているのは凄いことです。

穂高亜樹「女性誌大研究 セックス記事はこうして作られる その舞台裏」 大陸書房
女性週刊誌のエロ記事も作成現場を赤裸々に描いた一冊。
正直内容のエゲツなさにはゲップが出そうになります。
元々女性誌にエロ記事はつきものだったものの、昭和46年にエロに特に力を入れた「微笑」誌が発行されて人気を博すと、各紙記事のエロさがさらにエスカレートされていったのだとか。
そういえば全く関係ないけどこんな小話がありました。


夫婦がお互いの性器を指して曰く
夫:女性自身
妻:主婦の友


…いや、うん、全く関係ないうえにツマラナイのですが、ふと思い出したのでなんとなく。



明日はお休みします。

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Author:hentaisinsi
登場人物

変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

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