変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

6月に入って買って読んだ本

今月に入って購入した本です。一応全部読みました。
どれも面白かった 

喜国雅彦「本棚探偵最後の挨拶」 双葉社
キクニさんの足かけ20年にもわたる(多分)古本エッセイ集もこれで完結(本棚探偵の事件簿は出さないそうです)。
もうあらかた欲しい本は買いつくしたので初期に多かった古本買い漁りネタは影を潜め、コレクションの整理やら、私家版の制作やら、内容はかえってバラエティーに富んでおり面白く読めました。
やはり本は読んでこそだと思うのですよ。蒐集が愉しいのも否定はしませんが。

本村凌二「世界史の叡智 悪役・名脇役篇 辣腕、無私、洞察力の51人に学ぶ」 中公新書
元々は産経新聞連載のコラムらしく、読んでいるとそこはかとなくサンケイ臭が漂ってきますがまあ、それは置いといて。
タイトルの「悪役・名脇役」というのは無理がありすぎます。
ペリクレス・スキピオ・漢の武帝・唐の太宗・ピョートル大帝・チャーチル・etc、脇役どころかその時代の主役級ですやん。
帯にある「影の実力者たち」というあおりも同じ理由で違和感ありあり。とりあげられた51人のうちそんな人もいるという程度です。
新聞連載という制約故に一人一人の掘り下げが浅く知っている人物だと物足りないのですが、自分のよく知らない人については単純に「へぇ~」と興味深く読めましたし、毛沢東の「今生存していたら粛清対象だろう」という魯迅評とか、ちょっと皮肉っぽい内容が多くて読み応えはありました。

一坂太郎「幕末維新の城 権威の象徴か、実戦の要塞か」 中公新書
お城の本は数多いものの、幕末に絞った本は珍しいのではないかと思いまして求めてみました。
この本を読んで驚いたのは、修復ではなく幕末に新規に築城された城が結構多いということ。中には明治に入っても建築が続いているものもあります。
それらはほぼ全て明治4年の廃藩置県により取り壊されてしまいます。
現代の視点だと無駄な行為と映りますが、当時からすると徳川体制が崩壊することはありえても、まさか藩が無くなるなどとは思いもよらないことでしょうから。
関係ありませんが、私も子供の頃はよもやソ連があと数年でこの世から消えるなどとは想像もしていませんでした。逆に北朝鮮はいつまで経っても無くなりませんなー。

ジェラルド・グローマー「瞽女うた」 岩波新書
岩波はまたこのようなgood jobを…
瞽女とは盲目の女旅芸人のことで日本各地の家々をまわっては三味線伴奏で唄っていたそうです。
江戸時代以降は衰退していくものの、昭和40年代まで現役の瞽女さんが活躍していたとのこと。
外国人ならではの客観的な視点で瞽女の成り立ちと唄の解題を行っております。
瞽女さんの持ち唄は、師匠から継承した伝統的なものから自分で作詞したもの、時事的な事件を扱ったものなど非常にレパートリーが豊富だったとか。

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Author:hentaisinsi
登場人物

変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

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