変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

9月前半に読んだ本

平岩弓枝「西遊記 下」 毎日新聞社
前田耕作「玄奘三蔵、シルクロードを行く」 岩波新書
玄奘「大唐西域記 1~3」 東洋文庫
9月前半は先月の「西遊記」の余波が続いていたということですね。

平岩版西遊記は、原作の現代的な価値観からすると不条理に感じられる箇所や道教に造詣が深いと思われる原作者(集団)の仏教に対する皮肉っぽい観点を、全て丁寧に軌道修正していたのが印象的です。
特に天竺で経文と引き換えに対価を要求するアナンダの言動が、
原作:「手ぶらで来られたら俺達干上がるンだよ!」
から
平岩版:「お布施というものは額ではなくそこに込められた気持ちが重要なのです」
と180度かわっていたのには面食らいました。
まあ、伝説ではお釈迦様とその教団に対して商人や王様達が天文学的額の喜捨をしますから、手ぶらで経文を取得しようとした三蔵一行に対して何か言いたくなっても不思議ではないのかもしれません。

東洋文庫の「大唐西域記」はリアルの三蔵法師様が、天竺やその周辺国の紀行・文化・言語・風俗・宗教等をこと細かに記録したものです。
特に天竺に伝わるお釈迦様の生涯やお弟子達の伝説の蒐集は精緻であり、これを読むと「聖☆おにいさん」が20倍面白く読めることうけあいです(オイ)。
また、訳者が古代中国語や梵語の研究者ということもあり、当時の地名や人物名の発音の考察に注釈の大半を割いていたのも門外漢としては意味不明ながらも読み応えはありました。

他に昨日買ってきた
庄司浅水「写真にみる 日本の本」 保育社カラーブックス
林丈二「ガラクタ道楽」 小学館
も読んでしまいました。
この二冊は写真が大半なので読むというより眺めるといったほうが正しいのかも。

« メイド職人のライフワーク出来す|Top|リバー書房と私 その3 »

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hontana.blog105.fc2.com/tb.php/2064-b74ac174

Top

HOME

hentaisinsi

Author:hentaisinsi
登場人物

変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

FC2Blog Ranking

よろしければポチッとお願いします。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

この人とブロともになる

QRコード