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変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

238号と239号と240号と241号

最近じゃ届いて数週間放置が基本の世界の貨幣コレクションです。
今回の中ではベネズエラのお札がクールですな。
為政者が愚かすぎてすっかり失敗国家でありますが…

この前から全国展開となった「日本の貨幣コレクション」は買いません。
理由?
このお荷物が片付かないからですよ。
全くいつまで続くのやら。
今回は写真とかは割愛です。

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238号付録 ジャージーの1ペニー : 84号付録と同じ物

やはり同じに成ってしまいました。残念です。84号の図版では"1985"とあるので編集部としてはKM54の心算だったのでしょう。しかし貨幣商に対し単に「ジャージーの1ペニー」としか伝えなかったのでKM103に成ってしまったのでしょうか。憶測ですけどね。
84号の時に編集部に「図版と違う」と抗議しておけば良かったのかも知れませんね。または180号の辺りで240号までの予告がサイトに出たので、その時の抗議でも間にあったかも知れません。いずれにせよ2度付けは最後にして欲しいものです。片方をKM54と交換してくれないかな。或いは、300号までにKM54を付録化するとか。

ついでながら、237号に載った「238号の表紙写真」や「次号予告」では「1ペンス」でしたが、実際の238号の表紙や表3解説では「1ペニー」に直っていました。急いで刷り直したんでしょうかね。但し234号に付いた解説シートは勿論「1ペンス」の儘ですね。長期化の惰性なのか手抜き感も漂いますが、時には手間を惜しまない様で、何やら不思議です。

なお、「クローズアップ」1頁の紙幣と元になった絵の旗を見ると今のイギリス(大ブリテンと北アイルランドの連合王国)の旗と少し違いますね。戦いの在った1781年当時はイングランドとスコットランドが合同した「大ブリテン王国」であり、その時の「連合旗」を描いている為です。1801年にアイルランドを併せて「大ブリテンとアイルランドの連合王国」が成立し、アイルランドを示す「聖パトリック旗」(白地に赤の斜め十字)を組み込んで今の「連合旗」に成りました。そういえば、ジャージーの旗(紋章抜き)と聖パトリック旗は同じですね。

海峡諸島(ジャージーとガーンジー)はイングランド王室の故地「ノルマンディー」の一部

ジャージー「クローズアップ」3頁の「ジャージーの紋章」の図版説明に「赤い盾に同じタイプのライオンを描いた紋章はガーンジー島、イングランド王室、ノルマンディー公国でも用いられ」とあります。
イングランド王室紋章をこの様式に定めたヘンリー2世は「ノルマンディー公」アンリ2世。更に遡ればウィリアム1世 征服王もノルマンディー公ギヨーム2世。「雑学・貨幣の紋章」16頁の「イギリスの国章」にある様に、今なお後継者たる「大ブリテンと北アイルランドの連合王国」国王の紋章にも盾の2/4要素として組み込まれており、海峡諸島を「私有」する事には特別な意味があるのかも知れませんね。
なお、フランス国王と対等の筈のイングランド国王も、フランス国内ではノルマンディー公としてフランス王の「臣下」でした。しかしイングランド王自身がフランス王を兼ねてしまえば、その序列も意味が無くなります。「フランス王」と称したのはそれも一因でしょうか。

「貨幣史」2頁の1976年発行1ポンド紙幣には表裏とも英語で"States of Jersey"(表側には頭に"The"が付く)とあります。しかし「現在の通貨」2頁の2010年発行分では裏側にはフランス語で"États de Jersey"とあります。通貨単位も表が"Pound" / "Pounds"なら裏は"Livre" / "Livres"と成っています。右下の"Louis"は「ジャージー語」であり、「ノルマン語」(フランス語のノルマン方言)の1つです。数詞を含めてフランス語と似ていて、単複同形であると判りますね。地元の言葉ではありますが、英・仏語のどちらも解らない住民が居るわけでも無いでしょう。土産物として「らしさ」を表現する狙いもありそうですね。

小さな島で詰まらなそうだ、と思っていましたが、探ってみると中々深い。付録の図柄が砦なので兵事が「クローズアップ」されてますが、「貨幣史」1頁に拠れば1483年にはローマ教皇により「非戦地帯」とされており「商いの場」でした。今では「租税回避地」ですね。

239号付録 フルワツカ(クロアチア)の100フルワツカ・ディナール(d) : 色の他にも色々違う

実物と比べると図版は、かなり青が強いですね。227号付録 トランスニストリア(沿ドニエストル)の5ルーブルの時と逆ですね。羹に懲りて膾を吹いたんでしょうか。なぜか色処理が上手く行っていない。表2(表紙の裏側)の奥付に「デザイン/株式会社アイダックデザイン」、「印刷/凸版印刷株式会社」とあるので、この辺りの問題でしょうか。

色が違うだけで同じ柄ばかりだ、と呆れている方も居られるかも知れませんが、1d、5dと比べて25dと100dは用紙が少し高い(裏の絵から見れば幅広)。
ウィキペディアのクロアチア語版によれば1991年10月8日付けの分は
1d、5d、10d 105 x 55 mm (1d : 59号付録、5d : 211号、10d : 未付録化)
25d、100d 110 x 62 mm (25d : 179号、100d : 今号)
500d、1000d 130 x 67 mm (どちらも未付録化)
縦横比を計算すると上から1. 91、1. 78、1. 94と成ります。
なお、92年1月付けの2000d、5000d、1万d(全て未付録化)と93年3月付けの5万d(18号)、10万d(118号)も130 x 67 mm です。

透かしも1dと5dは同じ波線の地紋ですが、25dでは銀杏型で、"5"と入っており、しかも向きが縦横2種、出ている。用紙も、かなり黄味を帯びていて異質です。25dなのに5なのは如何にも不思議ですね。連番もこの額面だけはラテン文字が無く「数字のみ」です。紫外線を当てると、25dでは強く、100dでは微かに記番号が光りますが、1dと5dは漉き込んだ発光繊維が光るのみです。
また、100dは透かしがありません。普通なら低額券では省いても高額券には入れる物でしょう。同じ透かしの入った紙が足りなく成り、25dでは他の用途の紙を転用し、100dでは遂に透かしを諦めたのだろうか、とも思えます。
10d、500d、1000dも手元で紫外線を当てたり透かして見たく成りますね。私だけかも知れませんけど。

この辺りも、ユーゴ連邦からの分離独立の慌しさが滲んでいる様に思えます。

240号付録 イスラエルの5アゴラ : 北半球で柘榴の実る秋にユダヤ暦の年が明ける

239号の次号予告にある様にグレゴリオ暦の2017年9月6日の発売。但し表紙には"2017. 09. 13"とあります。その1週間後の9月20日は「朔」であり、凡そ月が見えない日、即ち「新月」です。太陰太陽暦のユダヤ暦は秋分(今回は9月23日)の頃の新月が「新年」です。しかし日没を境に日付が変わるので、例えば播磨の明石あたりなら9月20日の18時頃にはユダヤ紀元5778年の「元日」(ティシュレー月1日)と成ります。あくまで今回は、ですよ。
付録の絵柄の柘榴の実はイスラエルを含む北半球のユダヤ教徒にとって新年を感じさせる物の1つです。この時期の付録に選んだからには意識しているかも知れません。新年よりも少し早いのですが次号は紙幣の回ですし、そもそも完結「予定」を過ぎてしまいます。
表3解説図版の裏側下に年銘" תשל״ט "とあり、ヘブライ文字なので右から読んで"739"ですが千の桁の"5"が省かれていて5739年です。キリスト紀元の1979年と見なす事が多いのですが、実際は1978年秋からの1年間に当たるので1978年の内に発行されている可能性もありますね。

「クローズアップ」6頁「ザクロ」では
ユダヤ歴の新年祭りである「ロール・ハッシャーナー」では、 (略) ザクロを食べるのが通例
とあります。雑誌発売日の少し後が新年だ、と書いてないのは惜しい。「暦」が「歴」なのは御愛嬌。
また、硬貨図版の説明の「1960~1975年」はアルミニウム青銅製の製造期間で、翌76年から79年まではアルミニウム製で、他ならぬ当号付録です。しかし解説シートと表3解説では何故か、アルミニウム製で「1972~1979年」と成っています。困ったもんです。

5頁の「モーゼス・モンテフィオーリ」では、「1960年には」及び「1975年の」とありますが恐らく1860、1875の誤りでしょうね。何しろ生没年(1784~1885)なので。まあ、一目で判るので実害は無いとも言えます。

「雑学・貨幣図鑑」400頁の左上隅図版、ガボンの1000CFAフランを「白銅貨」としますが、裏側の上方に"Silver Ounce"とあるので1オンス「銀貨」です。右隣の同じキリンの絵の、リベリアの5ドルが白銅貨なので釣られたのでしょうか。ついでに、この5ドル裏側に"GIRAFFE"と共に繁字体で「長頸鹿」とあります。1997年発行なので同年の「香港」の主権移譲を記念、というか便乗した物でしょうか。

貨幣図鑑は退屈だ、という方も居られる様ですが、「間違い探し」とでも思って絵柄や銘文と説明を比べていると、そこそこ楽しめますよ。

試験刊行第3号の付録硬貨はインドの5パイサ

アルミニウム製で表側が国章なのは20パイサ(1号付録)、10パイサ(正式版190 / 試験版2号付録)と同じです。正方形の角を丸めた形ですが、図柄は辺ではなく角を上下左右にした向きで描いてあります。これらの点は188号付録 パキスタンの5パイサと同じです。どちらも英国領インド時代のルピー幣制を受け継いだ為でしょうか。
正式刊行では未だ付録化されて居らず、これが付く迄は完結しない、というのが私の読みです。売れ残った試験版から取り外した分は、貨幣商に買い取らせるよりも付録化した方が得でしょうから。なお、試験版での付録硬貨は3号まで全て紙ホルダに入っていました。
正式版第3号ではガーナの50セディでしたね。ですから3号も買いました。鉄(鋼)貨という物を知らなかったので、磁石に付くのを確かめて見ました。良く付きますね。

付録紙幣は正式版と同じでイラクの1992年発行の5ディナールでしたが、試験版の方が質が良く、中国製で簡易版の"b"、正式版のは作りが荒くて、自国の辺地で製作の"c"でした。
記番号の先頭(右端)下段の桁数で区別でき、1 : a、2 : b、3 : c、です。図版では"خ ا"の下に"٢٥٢"と3桁なので"c"です。
そんな訳で私はbとcを持っています。ちなみに"a"は中国製で、エンボス加工のある最高品質です。
cは淡い色が上手く出ておらず、紙の質自体、きめの粗い感じです。しかし紫外線反応はcの方がbよりも良い様です。
前年にクウェートから敗退し、更に経済制裁の続く苦しさが品質の違いに表れて「手に取る様に」感じられます。虫眼鏡や紫外線灯を使い、手元で真近に見比べる事が出来て、収集の楽しさを味わえました。

付録の予定は未だ240号で止まっている様ですね。『日本の貨幣』等で忙しいのでしょうか。

241号から300号までのラインナップは、私の覚書では10月18日には公開されていました。インド硬貨はあと2回、272号に円形の10パイサ、294号に件の正方形5パイサが登場します。買人さんのお見立てによると、300号が正真正銘の最終号と考えていいのでしょうか。

4号一組を貫くなら301号まで

私は未だに見ていませんが、公開済みでしたか。実はさるブログにも300号までの付録の予定が載っていました。そちらでも確かに272、294号がインド硬貨です。ただしそちらは額面は無くて単に硬貨、紙幣、だけなので試験版第3号付録の再登場(回収再利用)があるかどうかは判りませんでした。
定期購読者へは4週毎に4号づつの発送ですから、最終回だけ3号分というのも半端ですよね。この手の分冊ものは最終号が「総索引」や「訂正集」と成る事も多い。確かキプロスの「クローズアップ」がアジアとヨーロッパに分かれてしまい、頁(ノンブル)が何度も"1"に戻っていましたね。後で対処します、と出ていましたし、301号をこういった事に充てるかも知れません。

300(或いは301)号で終わるかどうかは何とも判りません。試験版付録の正式版での再利用は完結への「必要条件」と考えていたので、240号までの予定に5パイサが無いからまた延長かな、とは思っていました。しかし「十分条件」とも言えないでしょう。再利用が終わった「から」完結だろう、とは思っておりません。むしろ246号以降はエチオピア、マダガスカル、ソロモン諸島、ナゴルノカラバフ、スリランカといった新顔が多くて、どことなく「やる気」を感じます。
258号以降、ベネズエラ貨幣が5度(うち紙幣が4度)も付録化されるのも驚きますね。変さんの「クール」という声が編集部に届いたのでしょうか。なかなか読み応えあり、という「逸品硬貨ギャラリー」も、すかさず第2弾が出ましたね。

買人さまのコメントいつも楽しみに拝読させていただいております。このところ延長に次ぐ延長で中だるみ気味でしたが気持ちが立ち直ってまいりました。ありがとうございます。個人的には今話題の北朝鮮の貨幣を付録に付けてほしいと思っています。

重複注意 : 256号で付録化予定のジブラルタルの1ペニー硬貨

250号に付いた硬貨用解説シートに載っていました。既に108号で1ペニーは付録化されていますね。
 108号 - KM773、1998~2003年、表面が老年肖像、銅めっき鋼
 256号 - KM20a、1995~1997年、表面が壮年肖像、銅めっき鋼(KM20(1988~1995年)は青銅)
裏面は「クローズアップ」4頁の「バーバリー・パートリッジ」(茶襟岩鷓鴣)で、全く同じす。
なお、解説シートでは256号の分の発行年は「1991~1997年」となっています。材質の変わった時期を見誤っている様です。
その後、「現在の通貨」1頁にある様に、壮年肖像に戻りました。但し胸まで描かれています。裏面の枝は除かれました。

256号(予定)の壮年肖像は48号のフィジーの1セントから始まり250号のマン島の1ペニーまで8度も描かれており、目新しさは在りません。裏面は108号と同じです。しかし全く同じ物(精々年が違うだけ)を2枚得るよりは余程まし、というものでしょう。
以前、ジャージーの硬貨で84号付録の図版としてKM54を載せたのに実際はKM103を付けて、238号でもKM103を付録化したので我々の手元にはKM103が2枚も在りますね。もしも256号でKM108(後発なので入荷し易いと思われる)の方を付けると、同じ過ちの繰り返しに成ってしまいます。くれぐれもKM20aに成るように気をつけて頂きたいですね。勿論、KM20でも良いですよ。

同じく256号予定のアイスランドの5クローナは兎も角として、ガイアナの5セントは56号の1セントと額面しか違いません。付録が「外れ」気味の号ですね。1ペニーがKM108だと尚更へこみます。奥付に「編集・製作 / 株式会社ハッシュ」と在りますね。加えてアシェット社と貨幣商とそれぞれの間の連絡が疎かに成らない様に努めて頂きたいと願います。

訂正してお詫び致します。

2017-11-29 ではジブラルタルの1ペニー硬貨の分類記番号を間違えました。

2段落目
 (誤)もしも256号でKM108(後発なので
 (正)もしも256号でKM773(後発なので

3段落目
 (誤)1ペニーがKM108だと尚更へこみます。
 (正)1ペニーがKM773だと尚更へこみます。

"108"というのは"KM773"の付いた「号数」でしたね。急いで書いたので校正を怠りました。

改めて、256号付録は解説シートの図版の通りのKM20a(或いはKM20)にして頂けます様にお願いします。

重複注意 2 : 264号で付録化予定のヨルダンの1キルシュ硬貨

漸くサイトの「よくある質問」のラインアップを見る事が出来ました。ジャヴァスクリプトを止めていたので。
1キルシュは172号で付録化されており、その表面の肖像はアブドラ2世国王でした。264号(予定)の画像ではその先代のフセインです。その通りに付録化されれば重複では無いのですが、アラビア文字の王名を読み解くのは難しいと思います。発行年や肖像の向き等を手掛かりに、間違えない様にお願いします。

余談ですが、ラインアップでの84号のジャージーの1ペニーの画像では"1994"とあり、銅めっき製のKM54aです。実際の84号の誌面の図版では"1985"なので、青銅製のKM54です。そして付録の実物は238号と同じKM103でした。
なぜ今になってKM54aを載せたのかは気になります。301号を訂正集としてそこで付ける心算で、図柄が同じでもKM54よりも入荷し易いKM54aの画像にした、というのなら嬉しいのですが。

重複注意 3 : 265号で付録化予定のベラルーシの1000ルーブル(р. )紙幣

237号の所にも書きましたが、1000р. は既に53号で付録化されていますね。そちらは裏面中央が額面"1000"と成っており、1998年の改定再発行分(P16)です。対して265号(予定)の画像では裏面が「パホニア」なので1993年(表記は"1992")の初回発行分(P11)です。
もし265号でP16を付録化すると53号付録との重複に成るので、くれぐれも裏面がパホニアのP11にして下さる様にお願いします。
また、299号付録(予定)「1ルーブル」は通貨価値を千分の1とした時に発行したので貨幣価値はその時点での「旧1000р. 」(P11とP16)と同じであり、表面は同じ「国立科学アカデミー」です。この時も、似ているからといって1000р. を間違えて付けない様に願います。

似た物が続くと味気なく感じるかも知れませんが、似ているからこそ僅かな違いでも必ず何らかの意味を持っている筈です。発行者の意図を考える事で当時の世相を知る事に繋がって行く事でしょう。出来れば誌面で解説して欲しいんですけどね。

なお、256号付録 ジブラルタルの1ペニーは解説シートの図版の通りの壮年肖像でした。108号付録と重複しなくて一安心です。

訂正してお詫び致します 2

2017-12-15 の「重複注意 2」ではジャージーの1ペニー硬貨の分類記番号を間違えました。「余談」の所の"KM54a"は"KM54b"の誤りです。

 (誤)KM54a : 銀製、1983年
 (正)KM54b : 銅めっき鋼製、1994~1997年

ついでながら、72号付録 コスタリカの5コロン硬貨はアルミニウム製のKM227bでしたが、ラインアップの画像では年銘が"1995"なので黄銅めっき鋼製のKM227です。色が全く違いますよね。もっとひどい161号がギニアビサウの紙幣になっていたりする間違いも在ります。実際に付いたのはナイジェリアの紙幣でしたね。
刊行の時に使った写真を利用すれば良いと思うのですが。過去の画像が違うようでは予定の画像も当てに成りませんね。

人の事は言えませんが、間違えない様にして頂きたいですね。代金を取っているからには、それだけ責任も重いと言えます。

今日はユリウス暦の1月1日(キリスト紀元2018年)

共和制の時のローマ暦はユダヤ暦や日本の「旧暦」と同じく太陰太陽暦でした。しかし閏月の挿入が足りず、遂に季節と比べて90日も早まってしまいました。そこでガイウス・ユリウス・カエサルはローマ建国紀元708年(キリスト紀元前46年)を「445日間」として季節と合わせた上で翌年から太陽暦を採用します。1年を365日とし、4年毎の2月に閏日の1日を加え29日間としました。これがユリウス暦(J暦)で、所謂「西暦」(新暦)と凡そ同じです。遠征先のエジプトの太陽暦を参考にしたと言われています。エジプト「歴史の1コマ」にクレオパトラ7世とユリウス・カエサルの出会いが書かれていますね。

但し平均して365. 25日は季節の1巡(回帰年、太陽年)と比べて僅かに長いので128年で1日ほど遅れ、今では13日分に成りました。今日が「1月14日」というのは、1582年にその点を修正したグレゴリオ暦(G暦)の日付です。これはローマ教皇の指示による改暦なので、カトリック圏以外では導入が遅れました。例えば正教圏のロシアの「2月革命」は1917年の2月23(J暦) / 3月8(G暦)日、「10月革命」は10月25(J暦) / 11月7(G暦)日でした。

そういう訳でJ暦では昨日まで「2017年」でした。今、J暦を行政暦としている国はありません。とは言えボスニア・へツェゴビナのスルプスカ共和国では1月14日は「旧正月」として祝日です。また、グルジアの国旗が「国の紹介」に載っている今の意匠に変わったのは2004年1月14日でした。国の象徴を改めるに当たり「旧正月」を意識したのかも知れません。
なお、ロシア、セルビア、グルジア等の正教会は今もJ暦で、1月1日は「主の割礼祭」です。但し正教会暦の年初は9月1日です。

変さん、たまにはコメント返しして

世界の貨幣コレクション258号から「貨幣用語辞典」という新企画が始まりましたが、初回は「あ行」とサブタイトルが付いているものの4ページで「アフガニー」までしか進んでいません。259号はまた貨幣図鑑(鳥の6回目)らしいので、せいぜい隔号連載でしょうか。予定の300号までで貨幣用語辞典、絶対終わらないですよね。さらなる延長の兆候?

アシェットから貨幣シリーズ第3弾

きのう大阪市内の書店を訪れると、朝日の「黒澤明DVDコレクション」と並んで平積みされている分冊百科を見つけました。その名を「本物の貨幣コレクション」といい、アシェットの「世界」「日本」をまねた他社の企画かと思いつつ手にとって見ると発売元はアシェット。表紙の左下に、※世界の貨幣コレクションを再編集したものです、との注釈が小さく書いてあります。POSコードが印刷されていないことから、4号で例外なく終わるパイロット版であることがわかります。付録の紙幣と硬貨はそれぞれエジプトと南アフリカのものですが、世界の貨幣コレクションには付いてなかったような気がします。こちらによくコメントを掲載されている買人さんの博識をもってすれば、「世界」で登場済みかどうか一瞬で見破れるのでしょうが、定期購読者ではない私にはその辺りがよくわかりません。3号までの付録の予定は次のように示されています。
1号(2018年1月17日発売、190円)
 エジプト 25ピアストル紙幣
 南アフリカ 10セント硬貨
2号(1月31日発売、バインダー等付、以後999円)
 インド 5ルピー紙幣
 イタリア 20リレ硬貨
3号(2月7日発売)
 クロアチア 10万ディナール紙幣(ボスコビッチ!)
 フィリピン 5センティモ硬貨
また最初の12枚の硬貨の説明シートが付いておりそれによると
4枚目 メキシコ 20センタボ硬貨
5枚目 トルコ 50万リラ硬貨
6枚目 ガンビア 1ブトゥツ硬貨
7枚目 オーストリア 10グロッシェン硬貨
8枚目 ボリビア 2センタボ硬貨
9枚目 バハマ 1セント硬貨
10枚目 パラグアイ 10グアラニー硬貨
11枚目 ルクセンブルク 2セント硬貨
12枚目 ジンバブエ 1セント硬貨

世界の貨幣コレクションが完結したわけでもないのに(完結させるつもりがないかもしれない?)、こんなものを発足させてどうするんでしょう。日本の貨幣コレクションの付録がレプリカなので、あくまで「本物」ということを前面に出してるようですが。

なお最終号が何号になるかは明記されておりませんが、定期購読者向けのプレゼントは(「世界」のときの軍票3枚のくり返しではなく)
ユーゴスラビア 500万ディナール紙幣
ワイマール共和国 20マルク紙幣(1918年)
乾隆通宝(1736-55年)
と多少とも気の利いたものが選ばれています。
私、買ってしまいました。190円につられて。

 

重複注意 4 : 267号で付録化予定のモンゴルの20トグログ(₮)紙幣

20₮は70号で付録化されていますね。体制転換後に初となる1993年に発行され(P55)、年銘がありません。解説の図版や文面でも、そう成っています。
対して267号(予定)の画像では裏面左下に年銘が入っています。これは2002~2014年の再発行分(P63)です。137号付録50₮(P64)と同時期に当たります。
予定通りに行けば重複では無いのですが、221号付録10₮では再び1993年発行分(P54)に戻っており、少々心配です。P55では無く、画像通りに年銘のあるP63にして頂けます様にお願いします。

或いは251号付録1₮(P42)に続いて、人民共和国時代の1981年発行20₮(P46)でも良いですね。
又は「20ムング」(P50)でも良いですね。話題の?蒙古の相撲取りが描かれています。165号では50ムング(P51)が付きましたね。


・1月14日の私とは別の方へ

「アルゼンチン・ペソ」、「アレクサンドロス」等も残ってますから「アフガニー」で「あ」が終わりとも考え難いですね。何れにせよ200頁以上は必要でしょう。1号で12頁なので全て「貨幣用語辞典」に充てれば20号で240頁に成ります。280号あたりから一気に終わらせる事も不可能ではありません。思い切った編集と言えますが、今更、読者の増減も殆ど起きないでしょう。

変さんのコメントも、さる事ながら号数が進まなくて残念です。もう4ヶ月も経ってしまいましたね。

『本物の貨幣コレクション』創刊号の付録紙幣 エジプトの25ピアストル(キルシュ、エルシュ)

私も買ってしまいました。この紙幣は我等が?『世界の貨幣』(「世貨」)125号付録と同じです。当時の解説では1985~2007年の発行、と在りましたが『本物の貨幣』(「本貨」)では1990~2008年と成っています。正解は1985~2008年です。
a~hに分けられ、更にaとbは署名の違いで(1)と(2)に分かれます。aは安全線が細く、b以降は幅が広い。
日付表記はグレゴリオ暦で、b迄は年の10の桁、日、月、年の1の桁、でした。例えば「世貨」の図版では٩٢٥۰٥۸ (925058) = 98年5月25日です。しかしcからは٢۰۰١ / ۸ / ١ (2001 / 8 / 1 = 2001年8月1日)と言う具合に変わりました。c~hの違いは、専ら発行時期による様です。
私の得た「世貨」125号付録では٢۰۰٧ / ٦ / ١١ = 2007年6月11日でした。そしてこの度の「本貨」付録では٢۰۰۸ / ١۰ / ٢۸ = 2008年10月28日でした。表紙や裏表紙の図版もこの日付です。但し解説シートの図版と、親子の掲げる収納シートに収まった品は「世貨」と同じ日付です。この部分は合成でしょうね。上手いもんです。

手元の2枚の安全線に紫外線を当てると光り、また透かすと"٢٥ قرشا"つまり「25キルシュ」と額面を記します。アラビア文字なので「数字以外」は右から読みます。単位は「ピアストル」だろう、と言う声が出そうですね。実際に裏面には"PIASTRES"と在ります。しかし表面にはアラビア語で"قرشا"とあります。「世貨」6号付録 5ピアストルでは"قروش"でした。数によって格変化する為です。しかし日本語では数に係わらず基本形の「キルシュ」(قرش : qirsh)で良いでしょう。但しエジプトでは「エルシュ」と発音する、と「現在の貨幣」に在りますね。

これが創刊号の付録、つまり企画全体の目玉として相応しいかどうか疑問ですね。日本人にとって「エジプト」といえば何といっても古代でしょう。モスク、イスラム的な幾何学文様、1984年に改まった国章、ナイルの恵みの農産物、等を組み合わせた意匠は現代のエジプトらしさを表しています。しかしモスクを含めたカイロ旧市街の紹介や国章の変遷、ムハンマド・アリ以来のナイルの灌漑、といった事も書かないと魅力が伝わらないでしょう。
裏表紙の記述は解説カードと殆ど同じで、「世貨」125号の表3解説と比べて全く物足りません。貨幣史も「世貨」6号の当時その儘なので、ほぼ古代だけで終わっていて、当時の付録5ピアストルの解説が広々と載っています。この部分は25ピアストルの解説に差し替えるべきだったでしょうし、貨幣史2も付けて近代以降の歩みを知って貰うべきでした。付録と記事が噛み合っていないのは頂けません。
どうせなら「クローズアップ」と「年表」も付けてエジプト特集号にした方が良かったのではないでしょうか。透かしはツタンカーメン王の黄金の仮面なのですが、表紙を折り畳んで嵌め込んでいるので本屋で手に取っただけでは気付けないと思います。色々と勿体無いですね。

『本物の貨幣コレクション』創刊号の付録硬貨 南アフリカの10セント(c)

『世界の貨幣』では未だ付録化されていません。サイトの「ラインアップ」を見ても300号までの予定にありません。しかし、どれかと差し替える積もりかも知れません。或いは「301号以降」に予定されているのかも知れません。
解説に国章の方が「裏面」とあるのは疑問です。「貨幣史」、「現在の通貨」では国章の方を「表面」としており、それが普通です。
2016年製とありますが、それは国名が英語の"South Africa"の物であり、「現在の通貨」にある様に年毎に言語を変えて出ています。

英語(SOUTH AFRICA : 2000、2001)、ツォンガ語(Afrika - Dzonga : 2002)、英語(South Africa : 2003)、ツワナ語(Aforika Borwa : 2004)、ソト語 / 北ソト語(Afrika Borwa : 2005)、アフリカーンス語(Suid - Afrika : 2006)、コサ語(uMzantsi Afrika : 2007)、ズールー語(iNingizimu Afrika : 2008)、ンデベレ語(iSewula Afrika : 2009年)、ヴェンダ語(Afurika Tshipembe : 2010)、スワティ語(Ningizimu Afrika : 2011年)

2011年までは青銅めっき鋼でしたが2012年以降は解説の通りに表層が銅に変わりました。

ンデベレ語(2012)、ヴェンダ語(2013)、スワティ語(2014)、ツォンガ語(2015)、ツワナ語(2017)

それ以前は2000年に改まる前の、当時の国章で出ています。国名表記は大文字で、アフリカーンス語と英語(1990~1995)、英語(1996~2000)、でした。更に前は略します。

裏面の図柄のオランダ海芋は南アフリカとオランダの係わりを思い出させてくれますね。「貨幣史」に出てくるヤン・ファン・リーベックは長崎の出島に居た事もある様です。日本の小判が持ち込まれたかも知れない、とも書かれていますね。
表の"ALS"はArthur L. Sutherland、裏の"RCM"はRobert Campbell McFarlaneで共に図柄の原型作成者です。

なお「貨幣史」2頁"Pickup"の2c硬貨は「世貨」48号付録でしたね。ここではニッケル被覆スチールで1997発行、とありますが誤りで、「世貨」の解説シートでは銅被覆スチールで1996~2000年発行とあり、こちらが正解です。また「世貨」では裏面の鳥は「ミサゴ」でしたが「本貨」では「ワシ」とします。表面は当時の国章ですね。
新旧国章を見比べる事が出来るので2cの紹介に意義はありますが、実際の「本貨」付録の詳しい解説が無いのも惜しいので、10cの解説と差し替えても良かったと思います。

重複注意 5 : 268号で付録化予定のイスラエルの1アゴラ硬貨

1アゴラは138号で付録化されていますね。これは1960(ユダヤ紀元5720)~1980(同5740)年発行のKM24で、0. 01イスラエル・ポンド(リラ)です。
対して268号(予定)の画像は1985(ユダヤ紀元5745)~1991(同5751)年発行のKM156で、0. 01「新シェケル」です。
なお、1980年に基本単位は「シェケル」、補助単位が「新アゴラ」、に変わりました。202号付録がその時の1新アゴラ(0. 01シェケル、KM106)でしたね。
しかし僅か5年後に基本単位が「新シェケル」に変わり、補助単位は「新アゴラ」から「アゴラ」に戻りました。「新」は片方だけに付くので、勘違いし易いかも知れません。しかも「アゴラ」は2度も使われています。発行年銘もユダヤ紀元で、しかもヘブライ文字なので、判り難い。
大麦では無くて船の絵の方に成る様に、お気を付け願います。


・アラビア文字の表示で問題発生?

2018-02-07の投稿が私のブラウザ上では、おかしな表示に成りました。
2007年6月11日(2007 / 6 / 11)の表示は、٢と۰と۰と٧ ノ ٦ ノ ١と١ 、が正しい順番です。"/"の代わりに「ノ」にしておきました。
これが何故か20011年6月7日を表す、٢と۰と۰と١と١ ノ ٦ ノ ٧ 、と成っています。空白を省くと٢۰۰٧/٦/١١、と正しく成ったのですが。
安全線の微小文字の額面も"٢٥ قرشا" の直ぐ後に、(25キルシュ)、と続けると、"25) と、"٢٥ قرشا"と、キルシュ)、と並びます。何と括弧の向きまで変わってしまいます。
アラビア文字は右から書くのですが、「数字の桁」だけは日本語や英語と同じく左から大きな桁が並びます。どこ迄を一続きとするのかで混乱するのでしょうか。環境によっては問題ないのかも知れませんが。何しろ骨董品を使ってまして。

ついに更新する気力も尽きていましましたか。
仕方ないですよね…、お気持ちわかります

重複注意 6 : 271号で付録化予定のネパールの5ネパール・ルピー紙幣

5ルピー紙幣は既に193号で付録化されていますね。これは2012年発行のP69です。表面にビクラム暦年をデーヴァナーガリー文字で記し、寺院上方の銘文は繋がっています。裏面にはグレゴリオ暦年を記し、額面表記は英語のみです。
271号(予定)の画像では年銘が無く、表面の寺院が大きくて上方の銘文を左右に裂いて居り、裏面の額面表記はネパール語と英語です。これは2009、2010年発行のP60です。
画像の通りなら重複では無いのですが、私の買った193号では図版や解説はP69なのに実際の付録はP60でした。
しかし2016-10-02の記事の画像によれば変さんが193号で得たのはP69ですね。人によって違う様です。
271号で予定通りに行くと、私にとってはP60の重複に成ってしまいます。逆に271号でP69なら私は良いのですが、それだと変さんには重複に成ってしまいます。困りましたね。

84号と238号付録 ジャージーの1ペニーについては何度も書かせて貰いました。また同じ様な事で悩まなくてはなりません。記事と付録が合っているか、用意した付録に違う品が混じってないか、気配りが十分とは言えませんね。

この際どうせなら王国時代の品にでもして頂けないでしょうかね。特に最後の君主ギャネンドラ国王の描かれた物(5ルピ-ならP46、P53)は未だ1度も付録化されていません。勿論、ビレンドラ国王を描いた物(P23、P30)でも良いですよ。
或いは2017年に図案を多少変えたのが出たので、それでも良いでしょう。例えば裏面のヤクが1頭に減りました。

なお、264号付録 ヨルダンの1キルシュはラインアップの通りの品で、172号付録と重複しませんでした。

ついでに、『本物の貨幣コレクション』は2月14日発売の第4号を以て「休刊」しました。

「本物の貨幣コレクション」は偽物でした

アシェット「本物の貨幣コレクション」第3号を購入して、第4号からの定期購読を申し込んだところ、2月23日に荷物が届きました。中身は第4号と第5号と定期購読者特典(収納シートとワイマール共和国の紙幣など)が入っているものと思いこんでいました。しかし4日後の昨夜開封してみると、中身はすでに購入済みの第1号と第2号と1通の手紙(印刷)でした。以下手紙の全文です。

定期購読をお申込みのお客様へ

拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 この度は、弊社刊行物「本物の貨幣コレクション」の定期購読にお申込み頂きまして、誠に有難うございました。

 今回は定期購読サービス開始延期のお知らせ及び、お申込みいただきました号についてご用意ができませんでしたので、そのお詫びをさせていただきたく、お手紙申し上げました。

 「本物の貨幣コレクション」は、お蔭様で大変ご好評をいただいております。一方、直接読者の皆様にお届けする定期購読サービスについては、システム、決済、物流など多くの仕組みを必要とします。ところが、現在その要である定期購読のシステム開発が遅れております。この事態を重々検討した結果、定期購読サービスの開始を延期することを決定致しましたため、皆様方には多数お申込みをいただきましたが、定期購読をお受けできなくなりました。

 それに伴いまして、お申込み特典の「オリジナル貨幣収納シート」、「世界のめずらしい貨幣3種」、につきましても、誠に申し訳ございませんが、今回お送り出来なくなりました。謹んでお詫び申し上げます。

 この度のお詫びと、お引き立ていただきました感謝の意を込めまして本誌を無料にてお送り致します。

 また、弊社が用意した在庫分につきましても、今回お送りした商品以外は全て完売させていただきました。皆様方には多数お申込みいただきましたが、ご注文をお受けできなくなりました。誠に申し訳ございませんでした。

 お送り頂きました申込用紙は、弊社におきまして厳重に管理し、責任をもちまして処分させて頂く所存でございます。

 その他ご不明な点がございましたら、お客様サービスセンター(TEL:0120-073-661)までご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。
敬具

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社
代表取締役 エリック・デュシュマン

第3号や第4号をまだ店頭に置いている店もあり、少なくとも第4号は送ってもらわないと困りますね。ワイマール共和国の100年前の紙幣とか、乾隆通宝とか、潜在顧客層を掘り起こすための文字通り「見せ金」だったのでしょうね。今回も軍票だったら申し込みませんでしたから(笑)。結局、残飯整理だけ押し付けられて終わってしまいました。料金こそ請求されませんでしたが、申込用紙に書き込んだ個人情報もどうなることやら。

残念でしたね。手紙には、定期購読は不可、及び注文の品(第4号以降)は在庫なし、とあるだけで「休刊」には全く触れていませんね。本屋には休刊の知らせの張り紙があったのでそこで知る事は出来ますが、それは不親切でしょう。
なぜ本来の品の4号を送らなかったのかは謎ですね。送ると代金を取らなければ成らなくなる為かも知れません。1冊分の収入を捨ててまでも申し込み者との「接点」を作りたく無いのでしょうか。どうしても欲しい人は本屋で買うので、そこで稼げますし。
また、4号の裏表紙部分に嵌め込んだ付録の背後には3号までに入っていた「定期購読の誘い」の替わりに「休刊の知らせ」が入っています。壊さないと見れないので立ち読みでは気付きません。或いは申し込み者に、これを見られたく無いのでしょうかね。休刊を知るのを少しでも遅らせたいのでしょうか。

かねてより試験版で定期購読を申し込むと読者特典を貰えるのか気に成っていました。本屋買いの人は応募券を十何号分だか集めて送るのですが4号で終わるのでは当然無理です。しかし定期購読なら申し込んだ時点で貰える筈なのですが、休刊なので差し上げられない、と言われる余地もありそうで。この度、実例を教えて頂き有難く存じます。試験版では所詮、貰えないという事ですか。今回の特典は特に豪華でした。やはり幻でしたか。
いづれにせよ、初めから送る積もりの無い「読者特典」を堂々と載せているのは「不当表示」でしょう。

なお、265号付録 ベラルーシの1000ルーブルはラインアップの通りの品で、53号付録と重複しませんでした。

重複注意 7 : 272号で付録化予定のインドの10パイサ硬貨

10パイサは190号で付録化されていますね。これは帆立貝形(波状の縁)でアルミニウム製のKM39です。
対して272号(予定)は円形でステンレス鋼製のKM40です。
予定通りに行けば重複では無いのですが、前に書いた様にKM39は元々試験版2号の付録でした。当時は平積みでしたから、売れ残った分を190号だけで消化し切れたかどうか。
1つ気になる点として、試験版の硬貨解説カードでは10パイサを「ステンレス鋼」としていました。しかし寸法、重さ、発行期間、といった他の項目や図版はKM39を示しており、2号で実際に付いたのもKM39でした。解説カードを作る際にKM39とKM40を混同されたでしょうか。
という訳で、画像通り円形のKM40でお願いします。もし波状縁のKM39だと、190号付録と合わせて2枚目に成ってしまいます。私にとっては試験版も含めれば3枚目です。

余談ですが、2017年11月15日発売の250号から、表2の奥附の下方に「取り扱い上のご注意とお願い」が載っています。
小さな子供の誤飲事故防止の為に手の届かない所で保管する様に、飲んだ時は医者に相談する様に、商品の対象年齢は14歳以上、といった具合です。
裏表紙に親子の写真が載っており、子の方は小学校高学年くらいの印象でした。また、特に初期の「貨幣の雑学・素朴な疑問」の文体は子供向けな感じでしたよね。ですから14歳以上、というのは少し意外です。
「日貨」他、デアゴスティーニ社の『ムーミンハウス』等にも同様の注意を載せています。仮に事故があったとしても雑誌付録のみならず玩具を含めた他社製品での事かも知れませんし、これといった事故が無くとも業界団体や官公庁の意向で注意書きを載せる事も在り得ますね。訴訟対策でしょうか。

『本物の貨幣コレクション』創刊号 : 『世界の貨幣』との対照

エジプト : [国の紹介、貨幣史、現在の通貨] 6号、[付録 25ピアストル] 125号
お金の雑学 :
 お金の形にまつわる疑問 3号
 加刷や加刻された貨幣にまつわる疑問 50号
 逸品硬貨ギャラリー 「乾隆通宝」 書き下ろし
 貨幣図鑑 ~鳥のデザイン編~ 「世貨」9号(「貨幣図鑑」第3~6頁の前半2頁分)
南アフリカ : [国の紹介、貨幣史、現在の通貨] 48号、[付録 10ピアストル] 未付録化

2018-01-22に他の方が御指摘の通り、定期刊行物コードが無く、「バーコード」自体がありません。会計時は「その他雑誌」の扱いでした。発行 / アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社、に加えて「発売 / 株式会社ブック・パートナーズ」とあります。やはり4号で「休刊」しましたが、試験版ゆえの事情でも在るのでしょうか。
不思議な事に「コイン監修 / 二橋瑛夫」と成っています。二橋氏は「世貨」では120号までの担当で、次号からは株式会社ダルマの大谷雄司氏に変わりました。改めて二橋氏に頼んだとも思えないのですが。「世貨」創刊当時の版を使い回した為でしょうか。尤もサイトでも未だに二橋氏のままですね。親子の写真も同じ2人です。そして何故か「執筆者」の名がありません。
表紙に断ってある通り「世貨」の使い回しばかりで、「貨幣史」の「コレクション解説」が「Pickup」に変わり、南アフリカで「ミサゴ」が「ワシ」に変わっているのに気付きましたが、他にも何か在るでしょうか。

1年前に『日本の貨幣』(「日貨」)の試験版が出て、8月に正式刊行されましたね。では「本貨」も、そう成るのでしょうか。しかし「世貨」は10月まで終わりません。記事を並べ直しただけの物を平行して出すなど考えられません。完結後に入れ替わりで、という可能性もありますが、また伸びるかも知れませんしね。
「本物の貨幣」と謳うからには恐らく「日貨」が売れておらず、その原因は「複製」にありと見ているのでしょう。しかし私としては「幾つも買えない」為だと思いますけどね。変さんも、そう書いて居られますね。
何れにせよ今更「日貨」で本物を付ける事は出来ません。どうにか梃入れようとして「世貨」の既刊分を切り貼って、試験版の仕組みを使って手取り早く出したのであり、賑やかしの増刊号の色合いが強そうです。

なお、267号付録 モンゴルの20トグログはラインアップの通りの品で、70号付録と重複しませんでした。

『本物の貨幣コレクション』創刊号 : お金の雑学「乾隆通宝」

唯一の書き下ろしで乾隆通寶(実際の「通」は2点しんにょうの辶+甬)を取り上げたのは日本でも出ていた「穴銭」だからでしょう。「貨幣用語辞典」の項目にも成っていますね。「日貨」1月24日発売号の付録は「天保銭」でした。大量に刷った「日貨」の始めの号が本屋の棚に残っている内に改めて貨幣への関心を引きたい、と言う事でしょうか。そろそろ「返本期限」だったのかも知れません。実際、今や置かなくなった店が増えました。

乾隆元(西暦1736)年に発行された、とありますが、乾隆年間を通して発行されており、譲位改元後も乾隆帝が没するまで出ました。
裏面には満州族の「満文紋様」で鋳造地が書かれていた、とありますね。要は満洲文字です。
これは蒙古文字に圏点を加えて発音を明らかにした物なので、同じく縦に書き、行は漢文や日本語の縦書きと逆に「左から右」に進みます。
図版の品では"ᠪᠣᠣ ᠰᡠ"(boo su)とあり、漢字なら「宝蘇」となり、江蘇宝蘇局という意味で、江蘇省の蘇洲製の銭だと判ります。
他に、左の"ᠪᠣᠣ"は共通しますが右は"ᠨᠠᠨ"(nan、南=湖南省長沙)、"‍ᠸᡠ"(fu、福=福建省福洲)、という具合です。
"ᠪᠣᠣ ᠴᡳᠣᠸᠠᠨ"(boo chiowan、戸部「宝泉」局)と"ᠪᠣᠣ ᠶᡠᠸᠠᠨ"(boo yuwan、工部「宝源」局)は共に首都北京に在りました。

また、乾隆期には西域のジュンガルを滅ぼして「新疆」と称し、ジュンガル発行のの銅銭を熔かして原料とした乾隆通寶を発行しました。赤味が強いので「新疆紅銭」と呼ばれます。裏面の銘にアラビア文字でウイグル語地名を記した物もあり、囲み記事の「十全武功」の成果を物語ります。この勝利を記念して、新疆紅銭の乾隆通寶は私の知る限り1880年代まで発行されています。
長崎で使われていたらしいと言うのも興味深いですね。「唐人屋敷」の中に限らず、手に入れた日本人も使っていたという事でしょうか。

出来れば製造地ごとの銘を見比べたかったところですし、材質も知りたいですね。表面の字体も幾つか在り、産地ごとの違いに加えて同じ産地でも年を経て変わってゆきます。何しろ乾隆は60年まであるので型が傷んで作り直した為でしょう。
折角2頁を費やしても乾隆帝の大きな絵が2枚も載っており、肝心の硬貨の解説が十分とは言えません。勿体無い。
満洲文字を表示できない方には、悪しからず。

なお、268号付録 イスラエルの1アゴラはラインアップの通りの品で、138号付録と重複しませんでした。

『本物の貨幣コレクション』創刊号 : 追記

満洲文字について。縦に書く文字なのですが、ブラウザでは基本の左からの横書きの仕組みに合わせて、反時計方向に90度、倒した姿で表示されます。首を左に傾けるか、携帯端末なら画像ごと右に90度、回すと本来の姿に成ります。

貨幣図鑑 ~鳥のデザイン編~ 1頁の中段中央を南アフリカの「1 / 4ファージング」としますが、硬貨には"1 / 4 D. "とあり、「1 / 4ペニー」であり、1ファージングと等価です。但し同国はファージング額面の硬貨を発行しませんでした。右隣が英国の「ファージング」硬貨なので釣られたのでしょうか。
但し、この英国硬貨も「1 / 4ファージング」としますが、実際は単に"FARTHING"とあるので「1ファージング」です。
5年前の「世貨」9号の時の誤りがそのままに成っていますね。

1月30日(第2号発売日の前日)迄に定期購読を申し込めば2号送付時に収納シートと紙ホルダ、3号送付時に世界のめずらしい貨幣3種、を一緒に送るとあります。2018-02-28には3号を買ってから申し込んで結局、貰えなかった経験が書かれていますね。2号発売前に申し込んだら、どう成ったでしょうか。

アンケートを閉じ込んであり、先着10名に図書券500円分プレゼント、とあります。先着10名、では殆どの人が諦めてしまいそうに思えます。そもそも「図書券」の販売が終わって10年以上、経ちますね。当時作った文面そのままなだけで、実際は図書カードを送るのでしょうか。もっとも図書券は未だ使えるので、ある意味貴重かも。

付録にエジプト国章のサラディンの鷲と南アフリカ国章の蛇食鷲、貨幣図鑑が鳥のデザイン、と鳥尽くしでした。立春(今回はグレゴリオ暦の2月4日)の前日(節分)迄は丁酉(ひのと とり)でしたね。

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Author:hentaisinsi
登場人物

変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

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