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変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

えろえろ13

読み終わりました。
ロシア好色昔話大全

A・N・アファナーシェフ編「ロシア好色昔話大全」 平凡社
タイトルの通り、ロシアに伝わるエロティックな昔話集です。19世紀に編集されたものとか。
全142話収録で、隠喩で表現とかお上品なお話は無く、どれも「マラ」だの「ボボ」だのダイレクトです。
一度に読むよりは、寝床で少しずつ読むのがよろしいでしょう。どうでもいいお話ばかりなので、睡眠薬代わりに最適です。
巻末には全話の簡単な解説も掲載されており、資料的価値もあります。
本書で特徴的なのは、やたらと物語に村の司祭が登場し、しかも奥さんや娘を寝取られるといった間抜けな役柄ばかりです。
まれに好色な司祭が百姓の奥さんをだまして同衾するお話もあるのですが、必ず後で仕返しをされます。
やはり村の司祭は生活に密着した存在で権威もあった為、この手の話では絶好のからかいの対象となったのでしょうね。
貴族の奥方や娘さん、王女さまが百姓や兵士をおもちゃにするお話もぼちぼち見られます。
貴族が村の娘を…となると話が陰惨になりますが、これだとどちらも嬉しいwin-winな関係と言えましょう。まさにおとぎばなしですね。

全142話の中で、私が特に気に入っている話をご紹介します。頭のどの辺りを使えばこんな話が出てくるのやら。


うぐいすマラ

 昔、ある国に、といってもわが国ではないのだが、一人の若者が住んでいて、主なる神から珍しい特技を恵まれていた。マラがうぐいすのようにさえずったのである。ある日のこと、この若者が王さまの宮殿の庭にしのびこみ、茂みの中に腰を下ろしてズボンの中からマラをひっぱり出した。坐ったまま様子をうかがっていると、マラは庭じゅうにひびきわたるようにさえずりはじめた。あるときは口笛のように美声を長くひっぱったり、あるときは谷わたりのように鋭い鳴き声をあげたりした。
 王さまには娘にあたる王女がいた。それが絵にも描けず言葉でも言いあらわせないほどの美人だった。王女はうぐいすの声に聞きほれているうちに《きっと、庭の中にうぐいすが巣をかけたにちがいない。近づいて眺めてみよう》と思った。
 近くに寄ってみると、茂みの中に見目よい若者が腰を下ろして両手にマラをにぎっていた。
「こんにちは、王女さま」
「こんにちは、若者よ。お前は何をにぎっているのですか」
「これは貴重な外国わたりの小鳥です。うぐいすのように鳴くのです」
「鳴かしてごらん」
 マラがまた鋭い声をあげたり、口笛のように美声をのばしたりしはじめた。王女はどんな音楽よりもその声に魅せられて、いつまでも聞いていたい気がした。
「ああ、若いお方。わたしに外国わたりのその小鳥を売ってくださいな」
「これはお金で売り買いする品物ではなく、秘伝のものです」
「どんな秘伝があるのです」
「あなたの白い体の中から種を三べん食べさせるのです。さもないといい声で鳴かなくなります」
「それはどういうことですか」
「簡単なことですよ、王女さま。あなたは草の上に横になり裾をまくり上げてください。私はあなたのお腹の上に種を蒔いて、それをうぐいすの餌にするのです」
 王女はよくよく考えた末、承知した。草の上に横になり裾をまくり上げた。若者は王女のお腹一面、玉門にごく近いあたりにもぱらぱら種を蒔き、小鳥の餌として食べさせた。小鳥はついばみついばみしているうちに、割れ目の中にしゅっとすべりこんだ。
「ああ、だめよ」と王女は叫び声をあげた。「そんなこと、約束になかったわ。どうしてそこへ小鳥を入れたの」
「種がその中に一粒ころげこんだのです。もったいないじゃありませんか。少々窮屈だって、ひろわなきゃならないんです」
 次の日、またうぐいすが庭で鳴きはじめ、王女がやってきた。
「もう一度、小鳥に餌をあげなさい」
「はい、王女さま、横になってください」
 王女は草の上に横になり、若者は小鳥に餌を食べさせはじめたが、マラは玉門のまわりをぐるぐるまわっているだけだった。王女は我慢できなくなって体がほてってきた。
「若いお方、種が一粒割れ目の中に落ちたようよ」
「いいえ、落ちた種はありません」
「きょうは落ちなくたって、底を探せばきのうのがのこっているかもしれないわ」
「探してみれば、いくらくれますか」
「好きなだけあげるわ」
「じゃあ、百ルーブリください」
 王女は百ルーブリはらい、若者はきのうの種を探しにかかった。
 この日から、王女は昼となく夜となく庭に出て、うぐいすの鳴き声を聞きほれにくるようになった。
 それからどれほどの月日がたったことだろう、王女のお腹がふくらんできた。
「お前、どうしたの」と王さまとお后さまが尋ねた。
「お父さまとお母さま、わたしの仕合せをご存じないのですね。ここに、うぐいすが巣をつくったのです」
 仕方なく、王女を若者の妻に与えた。人には生まれついてのきりょうも頭も必要ない。特技があればよいというお話。
 

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Author:hentaisinsi
登場人物

変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

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