変○紳○の読書とかの日記

読書を中心とした日記を地味に地味に更新しております

死の川とたたかう

注文していた本が届きました。
死の川とたたかう
八田清信「死の川とたたかう―イタイイタイ病を追って」 偕成社
Amazonの写真が記憶のものと違うので少し不安だったのですが、届いた本は一目見て分かりました。
そう、これですよ私が小学校の頃愛読していたのは。
とても状態が良く、スリップまで入っていました。

早速一読してみました。

ああ、この本本当によく出来てるわ。
冒頭の症例解説が写真と患者さんの証言を上手く使用していて子供心に深く印象に残っています。
激痛をこらえる
特にシワシワ顔のお婆さんが痛みをこらえかねて顔をしかめている写真は、初めて聞く奇妙な病名とセットになって私の記憶に深く刻みついています。

そして病名を付けるに至った経緯、病気の詳しい調査、原因の追究、裁判とお話が進んでいきます。
イタイイタイ病

荻野先生の奮闘
子供向けに分かりやすく書かれてはいるが、決して子供だましではない、良質のドキュメンタリーです。
原告・被告双方の法廷闘争のテクニックまでも子供向けにたとえ話を用いて平易に解説してあるのには驚かされます。
巻末には公害用語集なんかもあって恐るべき充実ぶり。

本書は小4~小6あたりの子に今でもぜひ読んでほしい一冊です。
でもこんな古い本置いてある小学校もう無いだろうなあ。



※イタイイタイ病とは 
いわゆる四大公害病の一つで、カドミウムの過剰摂取が原因で起こり、骨がもろくなりちょっとした事でもすぐに骨折したりする症状が特に有名です。
以下wikiより抜粋


カドミウムによる多発性近位尿細管機能異常症と骨軟化症を主な特徴とし、長期の経過をたどる慢性疾患が発症する。カドミウム汚染地域に長年住んでいてこの地域で生産された米や野菜を摂取したり、カドミウムに汚染された水を飲用するなどの生活歴による。

初期は多発性近位尿細管機能異常症を示す検査所見で多尿・頻尿・口渇・多飲・便秘の自覚症状が現れる人もいる。多発性近位尿細管機能異常症が進行するとリン酸、重炭酸再吸収低下による症状が出現し、骨量も次第に減少する。このころから立ち上がらない、力が入らないなどの筋力低下が見られるようになる。さらに進行すると歩行時の下肢骨痛、呼吸時の肋骨痛、上肢・背部・腰部などに運動痛が出現する。最終的には骨の強度が極度に弱くなり、少しでも身体を動かしたりくしゃみ、医師が脈を取るために腕を持ち上げるだけで骨折。その段階では身体を動かすことが出来ず寝たきりとなる。

また、多発性近位尿細管機能異常症と同時に腎機能も徐々に低下して末期には腎機能は荒廃し、腎不全になる。貧血が顕著になり、皮膚は暗褐色になる。活性性ビタミンD生産障害による腸管からのカルシウム吸収が低下する。その結果、血清カルシウムが低下し、著しい場合にはテタニーが起きる。

骨が脆くなりほんの少しの身体の動きでも骨折してしまう。被害者は主に出産経験のある中高年の女性であり、男性の被害者も見られた。ほぼ全員が稲作などの農作業に長期に渡って従事していた農家(自分で生産したカドミウム米を食した)であった。このような症状を持つ病は世界にもほとんど例がなく、発見当初原因は全く不明であった。風土病あるいは業病と呼ばれ、患者を含む婦中町の町民が差別されることもあったとされている。

骨軟化症はビタミンDの大量投与によりある程度症状は和らぐとされるが金銭的余裕のある患者は少なく、多発性近位尿細管機能異常症は改善されないため、骨軟化症はしばしば再発してしまう。

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変○紳○:本好きな40代、
       フルスロットル。
中の人  :中の人。
       ガス欠気味。
奥殿   :変○紳○のラバさん。
       酋長の娘ではない。
       中の人の配偶者。
       いつもマイペース。

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